エンジンオイルの粘度について
粘度とはオイルの粘っこさの度合いを表す尺度で一般的に動粘度のことを粘度と呼んでいます。粘度はオイルの性状の中で最も大切なもので、クルマに合ったオイルを選ぶには、まず粘度を考慮しなければなりません。オイルを選ぶ基準として世界的に普及しているのがSAE粘度番号と呼ばれる粘度分類です。
●SAE粘度分類とは SAE(Society of Automotive Engineers/米国自動車技術者協会)で定めた粘度分類で、次の通り0Wから60までの11段階に分けられそれぞれの番号で表示されます。SAE番号が大きくなるほど粘度が高い(硬い)ことを意味します。Wは冬季用(Winter)の意味です。 SAEで定めた粘度分類 低温粘度 0W 5W 10W 15W 20W 25W 高温粘度 20 30 40 50 60 右に行くほど粘度が高い → オイルの粘度は温度によって変わってきますので、オイルの粘っこさを比較するとき同じ測定温度の粘度で比べる必要があります。基準となる温度は国際的な取り決めにより、40℃および100℃となっています。 オイルには単一粘度番号のシングルグレードと二つ以上のSAE粘度番号を兼ね備えたマルチグレードがあります。マルチグレードは季節によって使い分ける必要がないのでオールシーズンタイプオイルとも呼ばれています。
●シングルグレードとマルチグレード
■シングルグレード 使用可能な温度の範囲が狭く、季節により使い分けが必要なオイル。SAE20、SAE30、SAE40などと表示されます。
■マルチグレードオイル 使用可能温度の範囲が広く、SAE5W-30、SAE10W-30、SAE10W-40のように表示され、シングルグレードに比べ幅広い外気温に対応できます。
●SAE粘度の分類方法 例えば「10W-40」というオイルの場合、Wの前の文字「10W」が低温粘度、そしてWの後ろの「40」は高温粘度と呼んでいます。 10Wというのは、氷点下になったときの「ねばりけ」を示す数字で、数が少ないほどオイルの粘度が低く、サラサラしています。つまり、寒い朝のエンジンのかかりが良くなるわけです。 一方、40というのは、100℃に加熱した時の「ねばりけ」を示す数字で、数が多いほどオイルの粘度は高く、「ねばりけ」が強いことを示しています。つまり、数が大きいオイルほど高温にも耐えられるというわけです。 5w‐30、0w‐40等粘度指数は様々ですが、一般的にどの車両にも問題なく使えるのは、10w‐40,10w‐30です
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